洋型墓石の石塔家名変更工事。多磨霊園13区
ホームページをご覧いただきありがとうございます。都立多磨霊園門前にございます豊島屋です。多磨霊園13区にて、石塔の家名変更工事をお任せいただきましたのでご紹介いたします。
多磨霊園13区 石塔家名変更工事
ご実家のお墓を受け継いだお客様からご相談をいただきました。多磨霊園で昔建立させていただいたお墓で、北門寄りの13区です。当社は小金井門(北門・裏門)前にございますので、古くからのお客様には北門周辺にお墓をお持ちの方が多いですが、近年は南門近くのお客様も増えてきました。
ご相談いただいたお墓です。こちらのお墓が建立されたのは、私が生まれる前ですからもう50年以上になりますが、とてもきれいにしてくださっています。使用している石は真壁の小目です。
今回、嫁がれた娘様がご実家のお墓を継がれたそうで、今までお参りをしてきて愛着があるので石塔は取替えたくないということから、正面のご家名を変更したいとご希望でした。花立前面にもご家名がありましたが、こちらはそのまま残すことをご希望でした。こちらのお墓は以前にも外柵のリフォームをさせていただくなど、たびたびお声かけいただいています。
取り外した棹石を工場へ持ち帰り、これから加工に入ります。今回は正面のご家名部分をくり抜いて額を作り、文字彫刻をします。
正面文字を変える場合は、石を加工して彫刻し直す方法以外にも、棹石を交換するなどの方法もあります。石を加工して彫刻し直す方法は、既存の石を使うため費用面を抑えることもできて、お墓の以前の雰囲気を損なうことがありません。ご先祖様や親御様が建てられて今までお参りしてきたお墓をみだりにガラッと変えてしまうのも…と思われる方にはぴったりです。また、文字彫刻を変更する場合は、こうして額を作って新たに文字を彫刻する方法のほか、正面を一面カットして彫刻する方法もあります。一面を削ると文字彫刻の厚み分の2,3cmくらい棹石自体が薄くなってしまうので、見た目のバランスが変ってしまう可能性もありますが、額をつけるとサイズ感も違和感なく仕上がります。
彫刻を終えた棹石を設置して、工事が完了しました!
正面は「心」のひと文字です。初めから「心」のひと文字と決められていました。文字の位置や大きさはこちらである程度精査して、原稿・図面を作成しご提案しました。多磨霊園のお墓は、基本的に二つのご家名を並べて彫刻することはできませんので、ご両家の場合はこうした言葉やメッセージを選ばれる方が多いです。
額加工はこのような仕上がりです。くり抜いて額を作り、その内部を磨いて彫刻しています。そのほかの面もきれいに汚れを落としました。
こちらのお客様は毎月のようにお参りにお越しになり、お店にもお立ち寄りくださっています。お母様のご生前はお二人で仲良くお越し下さっていたことも印象に残っています。お客様にはいつも大変お世話になり、本当にありがとうございます。これからも末永く気持ちよくお参りいただけますよう、当社でお役に立てることがございましたら何なりとご相談くださいませ。またお店でお会いできるのを楽しみにしております^^
当社は多磨霊園の門前にございますので、お参りの際にはたくさんのお客様がお立ち寄りくださっています。店内には20席ほどのお席をご用意しており、お参りのご休憩の合間にお茶を飲みながら母と世間話をしてくださる方もおられます^^ お花のご用意も可能です。いつもお越し下さるお客様を見ていると、やはり今回のお客様のようにご家族でお墓参りをされる方は多いです。そうしたお参りの合間にちょっと休憩してお話をしたり、お茶をしたり・・・皆様に、ご家族そろってのお墓参りを楽しんでいただける空間をご提供できればと思っております。お参りの際には、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ!