48㎡の広いお墓のお墓じまい。多磨霊園20区

ホームページをご覧いただきありがとうございます。都立多磨霊園門前にございます豊島屋です。多磨霊園20区にて、10年前からお世話になっているお客様よりお墓じまいのご相談をいただきました。

多磨霊園20区 墓じまい

10年ほど前にお墓の修理をさせていただいたお客様からご連絡をいただきました。多磨霊園のお墓のお墓じまいを検討されていました。

 

ご相談いただいたお墓です。48㎡ととても広く、歴史のある立派なお墓です。多磨霊園には昔ながらの広いお墓もたくさんありますが、こちらのお墓は中でも一番広い部類です。10年ほど前に初めてご縁をいただいた時は、大きな通り沿いにあるお墓の階段部分に車がぶつかってしまい、その修理をご相談いただきました。そのあと年間管理をご依頼いただいて、これまでお手伝いをさせていただいておりました。

 

石塔は尺2寸角というとても大きなサイズで、岡山県産万成石の中でも今はなかなか採れなくなった龍王という赤みの強い石を使って建てられた、大変貴重なものでした。お客様は、お子様方の遠くにお住まいで、ご自身もご高齢になってお墓の管理がむずかしくなってきたことからお墓じまいを検討されていました。ご遺骨は東京都の合葬墓へ改葬されます。

当社では、お墓じまいに関するさまざまなお手伝いをしております。まず、ご遺骨を一般墓所から改葬する際には、市などから「改葬許可証」を発行してもらう必要がありますので、市役所や管理事務所とのやりとりをお手伝いしています。また、ご遺骨の取り出しや魂抜きのご供養などもお客様同席のもとお手伝いをします。

 

ご遺骨の取り出しが終わったら、お墓の解体工事に入ります。工事がかなり進み、石塔を取り外そうとしているところです。今回のお墓は48㎡とかなりの広さで、通路からはユニック車のクレーンが届かなかったので、墓所内に小型のカニクレーンを入れて取り外しました。このあと、周りの外柵等もすべて取り外して更地に戻します。

 

すべての解体工事が完了しました。工事後に「工事完了届」を管理事務所に提出して、後日管理事務所の方で現地を確認してもらいます。お客様には、工事完了後に完了のご連絡を差し上げました。

完了のご報告をすると、お客様は「ホッとした」と安心されたご様子でした。とても広い墓地で大きなお墓でしたので費用もかかってしまいましたが、都内のご自宅も引き払って他所に移られるとのことでしたので、無事にお墓じまいが終わって安心されていると思います。このたびは、長い歴史のある大切なお墓のお墓じまいにあたり、引き続き当社にお声かけいただきましてありがとうございました。これまで長い間のご愛顧にも、改めまして感謝申し上げます。